明るい笑顔と元気な声で、居心地のいいお店づくりに貢献したい。
2017年、育児が一段落したのを機に、宮本むなしでパートスタッフとして勤務を開始。入社2年目に上司の誘いを受け、店舗間の異動を伴わない限定正社員にステップアップする。ホールでの接客からキッチンでの調理全般、アルバイト・パートスタッフの教育係まで幅広く活躍。スタッフの働きやすさにも気を配り、笑顔と元気があふれる魅力的なお店づくりを支える。
お客様と、一緒に働くスタッフの存在が、ほかにはない居心地の良さをつくっています。
まだ子どもが小学校低学年だったので、利便性を一番に考えて自宅から近い「宮本むなし」のパート募集に応募しました。パート時代は週4～5日、5時間程度の勤務でスタート。もともと学生時代のアルバイトから飲食店しか経験がなかったので、仕事に慣れるまであまり時間はかからなかったと思います。
飲食業は、日々いろいろな人と出会えることが魅力です。お客様が一人また一人と常連になり世間話もできるようになるなど、続けているとうれしいことがたくさんあります。私はキッチンとホールの両方を担当しますが、キッチンに入ることが続いてたまにホールへ出ると、「今日は外か、久しぶりやな！」と常連さんが声をかけてくださいます。顔を覚えていただき、笑顔で「ごちそうさま」と言っていただけることがやりがいですね。働く人同士のコミュニケーションもまた、店舗の居心地の良さにつながっています。年代の近い女性スタッフが多いので話しやすいですし、アルバイトスタッフは自分の子どもと同年代が多いので、店舗での作業を教えながら、対話の中で子ども世代の考え方などを教えてもらうこともあります。
パートスタッフから限定正社員へ。期待と責任を感じながら、お店全体がうまく回るように意識しています。
パートとして入社2年目に、当時の上司から「（勤務地）限定正社員になってみませんか」と声をかけていただきました。私にとっては「まだ」2年目で覚えきれていない部分もあったので「できるかな？」という思いでしたが、声をかけてくださるということは期待をいただいているということなので、頑張ってチャレンジしてみようとすぐに気持ちを切り替えました。
現在は、ほかのスタッフと一緒にホール・キッチン業務にあたりながら、新人スタッフの指導・教育を担当し、店長が不在のときは店舗責任者を務めています。ほかの作業をしていても常にお客様を意識して動くこと、ホール・キッチンのスタッフ同士がお互いに声かけをして、もっと店舗全体でスムーズに業務を行えるようにするにはどうすれば良いか、以前よりさらに意識して動くようになりました。やはり任されているという責任を感じますが、毎日にメリハリがあってとても充実しています。
シフトはスタッフ同士で協力し合いながら働く時間の調整をしています。私は家庭があるため基本的には朝から夕方までの勤務ですが、ほかのスタッフに急に休まなければならない事情がある際は、できる限り協力するようにと心がけています。普段から協力し合うことでシフトに入る曜日に子どもの用事があれば休みを取れるなど、お互いに働きやすい環境が可能になっています。
お客様はもちろん、スタッフにとっても居心地のいいお店をつくること。それが私の目標です。
新しい方が入社されたら、一方的に教えるというより、同じ目線に立って一緒に進んでいきたいなと思っています。最初はできなくて当たり前ですし、仕事を覚えながらもこうした方がいいと思うことがあれば意見を聞かせてほしいですね。アルバイトの指導経験は何度かありますが、今まではシフトの関係もあって入店から卒業まで関われたことがほぼありません。社会に出たときにここで働いて良かったと思ってもらえるくらい、しっかりと育ててみたいなと思っています。
これからも明るい笑顔と元気な声で居心地のいいお店づくりに携わっていくことが、私の目標です。お客様から「ごちそうさま」「おいしかったよ」「ありがとう」と言っていただけるように私自身もスキルアップしていきたいですし、ゆくゆくは店長を務められたらと思っています。忙しいときは集中して、話せるときはしっかりとコミュニケーションを取って、スタッフみんなが働きやすい環境をつくっていく。今取り組んでいることの延長線上に、店長になってからのお店づくりもあると感じています。
